2014年8月19日火曜日

ケンブリッジ大学の数学教授から 藤原正彦さんが

       ケンブリッジ大学の数学の教授さんが 

       紅葉狩りにお連れした藤原正彦さんに 

       「~~~~~日本の楓の葉は薄く繊細なうえ

       一本の木にも紅い葉 オレンジの葉 緑の葉などがあり

       色彩が豊かだ」と言われたそうです


                 「国家の品格」藤原正彦著より   






               一本の木から取り活けられたものです

2014年8月18日月曜日

錦木 と 桔梗 を 二重切 に



        この竹花器は 二重切 と呼びます

        上の口に 山のもの を活け 下の口に 里のものを 活けます

        上に錦木 下に桔梗です

        もうすぐ 山は彩づくでしょう

2014年8月11日月曜日

伝承される 花型



              「伝承される形」


       生花と呼ばれる花は下記の形に添ってそれぞれの植物を活け上げるものです

       一見この限られた狭い範囲のしごとと思えますが 

       この中に活ける人の広い自由があるのです

       制限に反発して守られてこそこころは自由に広げることができるのです







       有形無形に関わらず伝統と云うのは形です 

       ただそのまま失わず次の時代に送り渡すと云うのではなく 

       その時代時代の人々に 

       使われ磨きをかけられて次の時代に送り継がれるものです

       

       時代を超えて使い続けられる形はその中にその時その時の

       偶発性を組み込む広がりをもっていなくてはなりません

       自然に植物とか事物に現れてくるもの 作り手の中に想起されるものに

       居場所を与えられなければなりません
      

       ともあれ花を活け続けています

2014年8月10日日曜日

高野槇 を 薄端に



                 お盆ですから高野槇のお生花

                 真っ直ぐのものは真っ直ぐに

2014年8月8日金曜日

お盆 は 槇 だそうです



             お仏壇にもお墓にも美しい色彩とりどりの花を

             お供えください槇はこの熱い時期日持ちがするから

             だそうですが確かかどうか
 
             特に槇が好まれる他の理由をご存知の方 

             教えてください

             
             この槇は朝鮮槇と呼ばれるものですが

             お盆には高野槇を好んで用いますが

             高野槇はいけばな材料としては手に入れにくいものです

          

ふうせんかずら 涼を



           

            台風が来るとかで  蒸し暑い日が続きます

            この花で しばし涼をお取りいただければと

            思います

            ふせんかずらと呼ばれておりますが 学名は

            判っておりません 

            ご存知の方がおいででしたら お教えください

    
       

2014年8月7日木曜日

変わり行く 日本のいけばな

 

     時代とともに物事は変化して行きます 

     日本のいけばなもその例外ではないと思います

     ひとびとの生活の形  生活する空間の形の変化により

     さまざまに変わって行くことでしょう

     
     どんどん いろいろと 変わって変わって

     何処までも変わって行くでしょう


     ですが変わることのないところもあります

     変わることのない筋道もあります

     眼横鼻直 (眼は横に 鼻は真っ直ぐ) と

     道元禅師は言っています

    
     どんなに時代が変わろうとも

     変わることのない一本道があります


     その変わらない 核 中心線 があるからこそ

     自在にどこまでも 変わっていけるのではないのでしょうか

     変わらないものがあるからこそ 

     安心して 変わって行けるのだと思います