2015年1月6日火曜日

不出来な 万年青 (おもと)




        私たちの住む都市部では活ける花を花屋さんから調達します

        花屋さんからの花はダンボールの箱ずめですからサイズも形も

        画一で表現の中に おもむき 風情 面白みと云ったものを

        望むことはできません。

       
        ちょっとしたレジスタンスです。

        小さな植木鉢のおもとで 生花を 試みました。

        出来上がりの形も季節を表​​す伝統の決まりごとも心ならずも

        果たせていません。

       
        でも活けることを得ない花を自分のこころの中に 

        活けることが出来ました。 


        望むなら

        花のときは葉の枚数も少なく

        青い実のときは、繁茂のときですから葉の枚数を多くして

        実が赤くなれば葉も少なくなり朽ちた葉も現れます 

        と云うぐあいに活けたいのです。



        養老孟司さんはおっしゃっています。一日に15分でいいから

        人間が作ったものでないものを見ましょうと。

         
        

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