伝えられて来た いけばな の中に 景色の取り方 と言うものがあります
一盤の 水盤の中に 深山を映したり
野辺 や 河川 や 海浜を映したりします
この一作は 森林の景色を映したものです 手前は湖と想定されています
年を経て 大木が寿命を迎え 倒れます
そしてその倒木は 地面の中のバクテリアにより分解され地中の養分となります
その養分により 新しい木々が その倒木に沿って育ちます
その様を表し 山の湖畔のみずうみの と言うところでしょうか
一盤に 森林の景色を 表そうと努力しますが
そんなに上手くいくものではありません
ですが その経験を 持ったものが 森林 湖 行き 見渡した時
その経験を持たないものより よくよく見ることが出来るのではないでしょうか
このような いけばな は目を育てます
いけばな は 見る 視る 観 る訓練でもあります
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