朝日新聞の記事 日付は解らない
終末期医療を考える シンポジゥム 「神戸ホォーラム」から
「現代文明の折り返しと末期医療」となつている
ーーーだから 私は、終末期というより 「完成期」医療と呼びたい。
現代人の死生観では、生だけが価値があり、ひいては健康とか若者とか生命とか、
肉体的エネルギーの充実ばかりが大事なもので、それが衰え、死に至るという
社会の要素を外に出してしまい、語りも考えもしない。 -----
病とは分化することであり、反対に癒されるということは全体性を回復することです。
個々の人間が自分の人生観を誰かとコミュニケートして、その人によい考え方、生き方を
もたらしていくような機能があるのです。
死ぬときの雰囲気はできるだけ明るく、ユーモアのある豊かなもの、死にゆく人と、
もう少し人生を生きていく若者がそこでコミュニケーションを持てるようで
あってほしい。豊かな、奥深い体験がフィードバックされ、
社会をつくる原動力になってほしいと思います。
人生の終わりを迎える人の 話の聴き手をしておられた先生の 言葉です。
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